北海道札幌市在住の写真家KEN五島のウェブサイト KENGOSHIMA PHOTOGRAPHY


           Still Camera

 

使用機材

NIKON D5

発売日から数日後に購入し、建築と航空機を中心に使用しているメイン機材になります。長いことメイン機であったD3Xに近い2000万画素となり、どの分野でも扱いやすい画素数となりました。
建築撮影においては、空気感、立体感の描写が良くなったように感じ、また超高感度が安心して使える分、狭い場所での感度を上げての撮影時の安心感が大幅に増しました。
航空機撮影では、秒間12コマの連射が素晴らしく、低速シャッターでの流し撮りの際に歩留まりが大きく向上しました。
 
 
 

 
 
 
シャッター音はキレが良くなり、ファインダー内のブラックアウト回復がとても速く、流し撮りの際にはその恩恵を強く感じられます。またバッテリーの持ちがD4Sに比べて格段に改善されており、一日中撮影しても交換を強いられることは大幅に減りました。
D4Sの仕上がりに満足して使用をしていましたが、D5は全ての面でブラッシュアップされており、D4SとD3Xは引退の運びとなりました。あらゆる面で頼りになる相棒となっています。

 
 

 

NIKON D500

 
2016年4月の発売日から少し遅れて購入しました。ほぼ航空機専用機として使用しています。DXフォーマットのカメラはD2X以来でしたが、D4Sに迫る高感度性能を有し、また秒間10コマ連射も備えるなど大幅な進化を遂げたカメラとなりました。
D5と同等のAF性能を備えており、DXフォーマットの為ファインダー内のほぼ全域をフォーカスポイントがカバーしています。航空機が画面の端にあっても追従してくれるのは大変ありがたく、歩留まりの向上に寄与してくれています。

 

バッテリーグリップを使用せずに運用していますが、コンパクトなボディは遠征の際などに大変助かります。バッテリーは小さいこともあり、やや早く減るように感じますが、4つ常に所持することでカバーしています。超高感度性能はD5に一歩譲りますが、DXフォーマットとしては大変素晴らしい超高感度性能で、厳しい条件でも確実に撮影してくれる頼もしいカメラです。 
 

 

NIKON Df
今までのニコンデジタル一眼レフとは全く異なる系統として登場したニコンDf。発売前から興味がありサービアスセンターなどで操作確認をしていましたが、すっかり乗り遅れてしまい、どこにも在庫がない状態に直面してしまいました。しかし何とか発売一ヶ月後には無事入手。これからサブ機として、またプライベート用として活躍してくれると期待しています。
 
 

 

 
画素数は控えめですが、撮影した画像を見ると豊かな階調の美しさに惚れ惚れします。また各種削り出しダイアルの質感も高く、見ているだけで楽しめるカメラに仕上がっています。
ニコン後藤研究室渾身のDf。ニコンの遺伝子が詰まったクラシカルボディを多くの方々に楽しんで頂ければと願っています。

 使用レンズ

PC NIKKOR 19㎜ f/4E ED
 
長年待ち望んだ超広角PCレンズが2016年10月28日に発売されました。PC NIKKOR 19㎜ f/4E ED、アオリ機構を搭載したニコン初の超広角レンズです。既存の広角アオリレンズPC-E NIKKOR 24㎜ f3.5 D EDよりも画角の広いPCレンズを長年熱望していましたが、この度製品化が実現し大変嬉しい思いです。
PC-Eレンズは3本発売されており、アオリ機構を司る部分は共通していましたが、このPC NIKKOR 19㎜ f/4E EDでは機構が一新され、アオリ量が11ミリから12ミリへ、またティルト操作の交差・直交式の変更が可能となっています。アオリ操作機構はギア式となり、PC-Eレンズで発生していた自重落下が解決されました。
大きく突き出た前玉にはフッ素コートが施されており、水分や油の付着を防いでくれます。構造上フードが装着出来ないので、前玉への異物の衝突に関しては通常のレンズ以上に注意が必要となっています。
 
 

 

 

 
描写性能は大変秀逸で、アオリ操作を加えてもケラレが発生することなく画面の隅々まで顔像度の高い像を結んでくれます。空気感、立体感が秀逸であり、また歪曲収差がごく微少で殆どの場面で歪曲を感じることはありません。構図内に遠近感の大きい被写体がある場合、また狭小地や至近での建築撮影の場合、歪曲に気がつくことがあるかと思います。
D5と組み合わせると、感度を上げての手持ちアオリ撮影も可能となります。三脚の設置が難しい場所などでこのレンズが使えるのは大きなアドバンテージとなるでしょう。
アオリ機構の向きが既存のPC-Eシリーズと90度変更されており、最初は戸惑いがありました。しかし縦位置での操作性は大きく向上しています。
PC NIKKOR 19㎜ f/4E EDが登場してくれてことで、建築撮影時に制約を感じることが少なくなりました。このレンズを世に出してくださったことに心から感謝をしたいと思います。

AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR

2015年7月16日の発売日に購入した、ニコン最新型超望遠レンズです。AF-S NIKKKOR800㎜f/5.6E ED VRやAF-S NIKKKOR400㎜f/4E FL ED VRなどをレンタルさせて頂く機会があり、また最近はAI NIKKOR800㎜F5.6Sという1980年代のレンズを貸与頂きトレーニングしていたこともあり、新型レンズ導入を決意いたしました。テレコンバーターを使用すると850みり、1260みり相当での運用をすることが出来、フレキシブルに様々な運用が出来るのが強みとなっています。

 
 

 

 

 
特筆すべきはその軽さと手前にある重心です。D4Sとの組み合わせではそれは最適化されており、一日中航空機の撮影をしていても疲労を感じないほどです。
またレンズ前面の保護ガラスにはフッ素コートが施されており、汚れが極めて付着しにくくなっています。
当初ピント中抜けや甘い合焦があったのですが、これは札幌サービスセンターで見て頂いたところオートフォーカスユニットへのゴミ乗りが原因と判明しました。この対処をして頂いてからはピントの迷いはほぼ無く、立体感溢れる高い解像感を見せてくれています。
各部大幅なブラッシュアップを実現し、とても撮影しやすく優れた描写のレンズとなっていると思います。主に航空機の分野で活躍していってくれるものと思います。

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR

 
ニコン初の焦点距離を持つ超望遠ズームで、絞り値をF5.6とすることで大きさと価格を抑え、大変人気のあるレンズです。
実売価格は約15万円と廉価ですが、超望遠単焦点までとはいかないものの解像度は全域にわたって高く、大変高性能なレンズとなっています。
D500に装着した場合は300-750ミリ相当となり、1.4倍テレコンを装着すると1050ミリ相当までカバーすることが出来ます。1.4倍テレコン使用時は絞りF8となるのがズームのウイークポイントではありますが、日中ですと航空機撮影はこなすことが可能です。
200-500ミリをカバーしてくれることで、大変使い出のあるレンズに仕上がっています。航空機撮影には書かせない一本になっています。
 
 

 

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
かつてAi AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF) という標準ズームを使用していましたが、約10年前に手放して以来、標準ズームには縁がありませんでした。普段の撮影ではあまり必要を感じていなかったのですが、夜景空撮を重ねる中で必要性を感じる様になり、新型発売と共に導入をした次第です。

購入決意のきっかけは、空撮時に撮影した澄んだ空気感、色乗りのよい描写を目の当たりにしたことでした。
ズームでありながら全域での質感豊かな描写は、建築撮影時のイメージカット撮影などで活躍してくれています。また、ボケ描写の柔らかい感じも美点です。少々大きくなりましたが、秘めた性能は納得の一本です。
 

PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED

 
D3と時を同じくして登場したアオリレンズ。建築写真には必須のアオリ機構を備えており、描写は隅々まで大変解像度が高く、空気感の描写も大変素晴らしいです。
長いことこのレンズよりも画角の広い超広角PCレンズが登場しませんでしたが、2016年にPC NIKKOR 19㎜ f/4E EDが登場し、建築写真撮影における撮影の幅がより広くなりました。
私のNIKKOR VOL.34にてPC-E NIKKOR 24㎜ f/3.5D EDを担当させて頂いたこともあり、大変思い入れのあるレンズです。
 

 

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

 
主に建築の屋内撮影に使用している超広角ズームレンズ。それまで使用していた他社超広角ズームとは異なり、大変高品質な描写で撮影と編集の効率が大変向上しました。14ミリの超広角でなければ撮れない写真もあり、撮影の現場で欠かせないレンズとなっています。
 

PC-E Micro NIKKOR 45mm f/2.8D ED
 
 

D3登場から少し遅れて発売されたレンズ。普段の建築での使用は引きがある時、より写実的な描写を撮影する時に用いることが多いです。
 

AF-S NIKKOR 70-200 f/2.8G ED VR2

 
定番の大口径レンズ、プロなら持っていて当たり前とよく言われますが、2007年に旧式のAiAF-S Zoom NIKKOR ED 80-200 f/2.8Dを手放して以来、長いこと望遠ズームレンズを所有していませんでした。しかし空撮の頻度が上がったことで導入をすることとし、主に空撮や航空機の撮影に使用しています。夜景空撮はセスナ機に搭乗して行いますが、飛行速度約200キロ、機体の揺れもあり、ボディとレンズの性能がものをいいます。強力な手振れ補正は、上空からの夜景空撮に大いに力を発揮してくれました。