北海道札幌市在住の写真家KEN五島のウェブサイト KENGOSHIMA PHOTOGRAPHY
炭鉱遺産との出会いは1999年夏のことでした。
バイクツーリングで北海道を撮影していた頃、ちょっとした思いつきで
大夕張という地域を訪問したのです。大夕張は炭鉱街でしたが、ダム拡張工事の
為に住民が退去し、1997年に無人になったとのことでした。
私が訪問した1999年はまだ小学校校舎や歩道橋、商店などが残っていましたが、
人の姿はどこにも見出せませんでした。
人の気配や建物が残っていながら、街には誰もいない‥。初めてみた光景に
大きな衝撃を受け、バイクに跨ったままエンジンを切ることも出来ませんでした。
この時感じた衝撃が、北海道炭鉱遺産撮影の原動力となりました。
数々の貴重なご縁を得るきっかけとなった炭鉱遺産との出会い。
こうした貴重な機会を頂いたことを常に胸に置き、感謝して精進して参りたいと思います。